「針金録音機」とは、テープレコーダーが普及する前に実用化された、世界初の磁気記録装置です。
発明者はデンマークの技術者、ヴォルデマール・ポールセン(1869-1942)。
今から100年以上も前に、電話の音声記録用に開発されました。
最初の製品化は1903年のアメリカで、その後1950年代前半まで口述筆記や留守番電話、軍事、放送用として広く利用されましたが、今ではその存在を知る人は少なく、幻の録音機と言われています。
ふろくでは、磁気ヘッドで針金をなぞりながらマイクにしゃべりかけ、針金に音声を記録します。
再生時はヘッドで針金をなぞるとスピーカーから音声が出ます。ヘッドのスピードで音量と音程が変わり、声の変化を楽しむことがきます。
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