イタリア・ルネサンス期の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子らの作品を集めた展覧会「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」東京展(毎日新聞社など主催)が31日から一般公開される。30日、内覧会と開会セレモニーが、展示会場のBunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2)で行われた。作家の伊集院静さんや歌舞伎俳優の市川海老蔵さんなど、招待客と報道陣約700人が訪れた。
日本で初公開となるダ・ヴィンチ円熟期の傑作「ほつれ髪の女」など約80点を展示。ほつれ髪の女は、原則としてイタリア国外への持ち出しが禁止されているが、東日本大震災を受けて「日本への連帯の証しにしたい」とイタリア政府が出品を決めた。
開会セレモニーで同国のビンチェンツォ・ペトローネ駐日大使は「震災から立ち直ろうとしている日本のみなさんにイタリアがささげるオマージュ(敬意)になれば」と話した。一般公開は6月10日まで。開館時間は午前10時~午後7時(金・土曜日は午後9時まで)。4月23日は休館。【袴田貴行】
http://mainichi.jp/enta/art/news/20120331k0000m040076000c.html
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