" 春夏通じて初の甲子園出場を決めた春江工は来年4月、近くの高校と統合する。校名は変わる予定で、選手たちは「『春工』の歴史に名を刻みたい」と大舞台での飛躍を誓った。
少子化に伴う県立高の再編計画が昨年3月に決まり、春江工は他校の農業科や商業科と統合することになった。「それまでに春工の意地を見せたい」。選手たちはこの思いを胸に昨秋の福井県大会に臨み、初の準優勝を飾った。北信越地区大会でも強豪校を次々と破り、初出場で初優勝し、センバツ切符を手繰り寄せた。
09年8月に就任した川村忠義監督(39)は「選手たちは一戦一戦強くなった。今後、『春江』の地名が校名からなくなる可能性もある。地域の代表として最後まで気持ちで戦いたい」。大崎省二主将(2年)は「甲子園で結果を残し、春工の名を全国に広めたい」と闘志を燃やした。
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