広島に行きたいです　待っててください

バヌヌさん　イスラエル人でありつつイスラエルの核兵器を内部告発した人です。そのことによって長い間刑務所に入れられていたのに、2004年にようやく釈放されました。18年の月日が経っていました。 しかし2007年の4月に再審があり、そこで6ヶ月さらに拘束されるという決定が行われてしまったのです。理由は外国人ジャーナリストに機密を話したから、と。言いがかりです。少なくとも私はジャーナリストではないし、また、彼は　「漏洩するような機密が俺にあるわけがない。ずっと刑務所にいたんだ」とも。 まして漏らした機密の証拠はなし、です。 ＋＋＋ ウィキに彼の説明があります http://en.wikipedia.org/wiki/Mordechai_Vanunu http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8C%E3%83%8C 彼は原子力施設で核爆弾を作る仕事に携わっていました。 内部の写真をこっそりと撮影し　現像し　それを持って国外に脱出しました。 どこでどう後悔するかのめどはありませんでした。 クリスチャンとして生活したかった。 彼はユダヤ教の敬虔な環境で育ちました。 だが成長するにつれ、ユダヤ教はおかしいと思うようになりました。 とくに選民意識と差別です。 ユダヤ教では人は同じではない。上下がある。 そこに疑問を持ちました。 キリスト教では人は等しく同じで、同じ価値と権利を持ちます。 バヌヌさんが過酷に扱われたり 今では家族やユダヤ人にもあまり関係がないのは 彼がユダヤ教を捨てたからです 多くの人はバヌヌさんにどうしてユダヤ教を捨てたのかと それを非難するそうです ＋＋＋ 再逮捕ニュース Mordechai Vanunu http://www.imemc.org/article/49271 http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6261204.stm 彼は私にこういいました Q　どうして告発したのか A　表向きは理想の国家を作るといいながら、禁止されている核兵器を影で製造していることを　いけないことだと思った。自国を愛するがゆえに、自国の罪を見逃しにできないと思った。 Q　１８年間も刑務所に入れられたことを後悔しているか。 A　していない。誇りを持っている。 Q　今後何をしたいか A　広島に行きたい。日本は唯一最大の被爆国だ。そこにいる反核の人々と、意見や分析や展望を共有したい。日本人に会いたい。 ＋＋＋ この逮捕が不当であることについて、アムネスティも声明を出しています｡ 『ベリタ・アラート・ワイヤー』より アムネスティ日本 イスラエル：モルデハイ・バヌヌへの刑は明らかな人権侵害 http://alertwire.jp/read.cgi?id=200707050022304 ＋＋＋ イランの核兵器を言うのであれば、アメリカは、イスラエルの核兵器を正直に認めなければならない。中東の火種を、アメリカはこれ以上もてあそんではいけない。 そして自国を愛し、誇りに思い、反核の気持ちがあるがゆえに、表向きは隠蔽しながら、実は核兵器を作るイスラエルという国に対して、それを告発したイスラエル人であるバヌヌさんに対して、不当な逮捕を繰り返すことを、やめなければならない。

投稿者:sky01 2007-07-08 15:40:46.0