古代エジプトでは、フンコロガシは、宇宙の生成を主張する神聖な生物としてあがめられていた。しかし、現実のフンコロガシの行動は、神聖と呼ぶにはあまりにももの悲しく、やりきれない。自分の体の何倍もの大きな球形の糞(ふん)を、彼らは逆立ちしながら後ろ脚でける。ただひたすらけり続ける。何のために巨大な糞のボールをそんなにまで一生懸命けり続けるのかと、彼らに問うことさえもはばかられるほど彼らの営為は必死で終わりがない。
(セルビア/9分、製作:ジョン・ダウナー・プロダクションズ Ltd.)
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