今日の宇宙ビデオは、時空の旅第7回の予告編のようなものです。 宇宙は、重力レンズ作用に満ちています。 そう、地球から遙か遠くの100億光年も離れている銀河さえ、手に取るように見せてくれるのが重力レンズ作用です。 ハッブル宇宙望遠鏡は、120億年前の銀河、つまり宇宙がまだ二十歳未満、つまり未成年だったかもしれない時代の銀河の様子を捉えていました。 なお、未成年時代の出産過多に関する一部の抗議は、当方の関知しない時代のことについてですので、ご了承願います。 重厚なBGMは時空の旅で用いますので、予告編では、明るい音楽をと思い魔女の宅急便から風の丘をオーケストラの様々な楽器の組み合わせでアレンジしてみました。 こうしてハッブル映像と組み合わせてみると、アニメソングもオーケストラアレンジすることで案外合うものだと一人合点しています。5分ものにしようと2分ものを作曲してみたのですが、聞かない方が身の為になったので3分の賞味期限内に収めました。 星誕生のドラマは、天の川銀河で私たちの周辺においてそれ自体の全面を明らかにしています。 けれども、星は、必ずしも私たちが今日それらを見るような道のりで生ずるとは限りませんでした。 ユニークで期待を掻き立てる対象が、ハッブル宇宙望遠鏡やケック望遠鏡などの多くの主なX線、光学、赤外線望遠鏡で研究されました。 北の星座山猫座内の遠くの銀河集団で発見された後ろの明るい不思議な弧が、これまでに見られる星形成領域として宇宙で最も明るくて、最も熱くて、最も大きいものであることがわかりました。 詳細な観測で、山猫集団内に不思議な弧の範囲を見ることができました。 携わった天文学者たちは、誰もがその対象の種類を見極めることができませんでした。 未確認のスペクトルは、観測の天文学者にとって、本当に稀有の挑戦です。 いわゆる山猫座の弧は、小さな望遠鏡で見られる近くの星誕生域の原型であるオリオン星雲よりも、100万倍明るいものです。 新しく確認されたメガスター集団は、私たちの銀河での同様の星よりも2倍熱くて100万の青白い星々を含んでいます。 それらは、宇宙時間尺度で、一瞬の僅かな時間の生涯です。 弧は、銀河集団の遙か遠く約120億光年離れたメガ星団の伸ばされ拡大された映像です。 これは、宇宙が20億才未満だったとき、遠い源が存在したことを意味します。 弧は、銀河の集団によって作り出される重力望遠鏡のおかげで見えるようになりました。 銀河集団に隠された莫大な質量は、その後ろの山猫座弧からの光を拡大し曲げます。 これは、クェーサーや極めて不安定で捉え難い物体の新しい種類ではありませんでした。 それは、よく知られている天の川銀河での星誕生域のオリオン星雲にむしろ似ていました。 けれども、形容しがたいほど素敵で華々しいオリオン星雲の相似体だったのです。 オリオン星雲には、星雲を照らしイオン化する紫外線を提供する、4つの非常に明るくて熱い星のよく知られている「不等辺四辺形」があります。 山猫座弧は、約100万のそのような大規模で熱い星を含んでいるようです。 地球時間尺度で短い生涯を終えようとしているハッブル宇宙望遠鏡は、未踏の宇宙について明らかにした掛け替えの無い世界遺産です。 静止画の詳細と拡大との遭遇は、今日の宇宙画像の2005年9月18日号を参照してください。 サイトの重力レンズを使わない辿り方としては、ホーム、更新し忘れている宇宙探査・地球外生命インデックス、ハッブル宇宙望遠鏡インデックスから該当するページへの移動になります。 重力レンズ効果利用の場合は、http://the-cosmos.org/2005/09/2005-09-18.html をアドレス欄にコピペしてワームホール移動してください。 http://cosmos-vision.net/Blog/2008/07/07-07-01-L.jpg 今日の拡大画像 原始宇宙の銀河 ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙遺産 魔女の宅急便・風の丘 コスモス・ビジョン 惑星テラ見聞録
投稿者: cosmos21
投稿日時:2008-07-19 23:09:08.0
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